ウ~ン、なんて言うか、主人公がギリシャの島まで行ったところまでは凄い面白かったのに、放り出すかのように終わってしまい、非常に残念。アフターダークもそうだったけど、この手の放り出し方が村上春樹的なんでしょうか?
短編作品だと機知の効いた終わり方といっても良いとは思いますが、長編では引っ張るだけ引っ張っておいて「そこで終わりかよっ、肝心なところはどうなんだ?!」と、叫びたくなります。謎解きが全くないんですから。すみれは何処に消えてたんだっ!だれか説明してくれぇ。
まぁでも面白かったです。20代前半の頃は「村上春樹って、エロエロ?」とか思ってましたが、今になって読むとそうでもなかったんですね。
ノルウェイの森を文庫で買おうかどうか迷っているところです。
ところで、スプートニクって言うタイトルなのに、宇宙の話はほとんど無し。でも、このタイトルを導くまでのエピソードがすごい洒落ていて、いつか酒場で使ってみたいくらいカッコ良いネタでした。
by
Canno |
2007/02/10 20:09:58 |
本読みました |
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