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2007/03/21(Wed)

2月3月消化分

image_6606cd84c5289 移動の仕事が多かったので、忙しかった割には本が読めたような気がします。

2〜3月に読み終わった文庫本(の一部)はこんな感じです。
多種多様だなぁ

・理系白書 この国を静かに支える人たち :毎日新聞科学環境部?lt;br />  あるある、こんな感じ、と思いながら、さらっと読み終わったけど、白書というだけに、読後になにも訴えかけてくるものがありませんでした。どちらかというと、理系に憧れる文系の人が、理系世界の人間の生態を知って楽しむ本という感じ。

・プロフェッショナル仕事の流儀 9
 脳神経外科医の上山博康氏の回は、プロとしての仕事への向かい方、というよりは、医者としてのあり方の理想像を実現している凄さに、感動しました。TVで見て、更に文章でも読んで上山氏のあり方に、あぁこういうプロになりたいものだとは思うものの、思うだけでそうなれる甘いものじゃないと言うことも判ってます。

・春季限定イチゴタルト事件
・夏季限定トロピカルパフェ事件 :米沢穂信
 春季限定は、日常生活ミステリーものの雰囲気で、面白かったです。加納朋子の作風に近いか?とも思いました。夏季限定は、イマイチ話のテンポが悪いな、と思っているところで、どんどん日常ミステリーの枠からはみ出していき、更に驚愕のラストでやられました。続作はあるのかどうかが気になってます。
 同作者の評価の高い、「さよなら妖精」を読もうかどうか悩んでいるところ。

・クレオパトラの夢 :恩田陸
 MAZEは、最後にがっかりさせられた落ちでしたが、本作はその続編、と言うか、主人公の神原恵弥(かんばらめぐみ 男)が出てくる、と言うだけの続編で、MAZEよりも話がストレートで、オチもそこそこ纏まっており、面白かったです。一気に読めました。

・ロケットガール 女子高生、リフトオフ!
・ロケットガール2 天使は結果オーライ
・ロケットガール3 私と月につきあって  :野尻?lt;br /> 侮れないSF作品だという触れ込みで1作目はリアルタイム(東京時代だから、94年くらいに吉祥寺のルーエで買いましたな、たしか)で読んでいたのですが、続巻が2冊も出ていたとは知らなかったうえに、3冊全てが廃刊になっていたとも知らなかったです。今春にアニメ化されるののついでに、挿絵を一新して復刊ということでネットのうわさ(というか、作者本人のHP)で知り、3冊そろえて購入。

 1作目のオチを知っていても、細かい内容は記憶からかなり飛んでいたので2度目でも面白かった。今読んでも新鮮です。2作目、3作目とライトSFとしてかなり面白いです。恥ずかしい表紙だったけど、買って良かった。
 最近、気楽に読める本を買っていなかったので、ホント良い気分転換になりました。

・評伝シャア・アズナブル<<赤い彗星>>の軌跡 :皆川ゆか
 個人的にはランバラルが好きなんですが、人生の処世術を学ぶとしては、士官から若くして少佐になり、左遷させられつつも中佐、大佐と1年間でのし上がり、さらには総帥(肩書きは大佐のままなのに)にまで上り詰めたシャアについては見習うところが多いんじゃないかと思いながら読み進めていったのですが、やっぱりインテリというか天才のやることは、理解できないで終わってしまい、てんで参考になりませんでした。

・テアトル東向島アカデミー賞 :福井晴敏
 小説すばるの連載が終わって残念だなぁと思ってたら、すぐに文庫化されて、嬉しさのあまり買ってしまいました。ラーメン食べながら、30分で読了。。。 しかし、福井晴敏は熱いなぁ。こういう好き勝手な文章書かせれば、手が止まらないタイプなんでしょうね。酒飲みながら語り明かしたい作家ナンバー1です。

 割と積んでた本を消化できた、2〜3月でした。
23時頃の東北道下り線の某SAで、お茶を飲みながら黙々と本を読んでいる男がいるとしたら、それは私かもしれません。

by Canno | 2007/03/21 22:07:14 | 本読みました | comment(0) | trackback(0)
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