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2007/03/26(Mon)

ブラックブック

image_6606b016cb066 新宿のタイムズスクエアに映画観があったんですね。知りませんでした。紀伊国屋で立ち読みしようと、新宿に出て、ついでに映画でもと思い、公開初日のこの作品にしました。

ブラックブック

 第二次世界大戦ナチス・ドイツ占領下のオランダで、家族をナチスに殺されたユダヤ人女性歌手が、レジスタンスと一緒に活動をはじめ、スパイとしてナチス高官に接触し・・・

 オランダ映画なので、地方じゃ掛からないでしょうからこいつを選びました。

 144分の長作、しかし、物語は休むことなく進み、更に要所要所でどんでん返しがある脚本で、最後まで集中力が切れることなく、見終えることが出来ました。

 まず、舞台が終戦間近のナチスドイツ占領下のオランダと言うことで、狙ったのだと思いますが、オランダ人農家の本棚裏に作った隠れ部屋に、主人公のラヘルは住んでいて、アンネフランクを思い出させました。しかし、それは冒頭だけ、その後はかなりきつい描写も含めて、戦争下の人の生き様を見せつけてくれる作品でした。

 途中からは「マレーナ(2000年公開)」を思い出させるような、戦時下における女性の生きるための苦悩を感じさせる内容なのですが、片や参戦から降伏して米軍進駐下となったイタリアでしたが、こちらはナチスドイツ占領下から終戦でカナダ軍が進駐してきたオランダ。しかも主人公はユダヤ人女性で状況を更に複雑にさせています。

 色々と、考えさせられる良い映画でした。それ以上は、ちょっと軽々しくは語れないですね。


 余談ですが、ラヘルはスパイとしてナチ高官に接触するため、髪を金髪に染めるのですが、ナチ高官と寝なければならなくなり、後日、下の毛も染めることになります。そこで、アンダーヘアがバッチリスクリーンに映っていたのを見て、「こんなにアンダーヘアがはっきり映るのは、氷の微笑以来じゃないの?」と思ってたのですが、今日オフィシャルサイトを見てみたら、ブラックブックの監督は、氷の微笑と同じ監督でした。

 下世話な話ですみません。

by Canno | 2007/03/26 23:59:59 | 映画見ました | comment(0) | trackback(0)
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